いじめ傍観者とそのご家族へ
いじめ被害者にも加害者にもなった私からいじめ傍観者とそのご家族への想いを書きます。(私のいじめ経験については『私のいじめの過去といじめに対する想い』の記事をお読みください。)
まずいじめ傍観者へ
いじめが起きているのが嫌だと思っても直接いじめられている人を助けるのはとても勇気がいることでしょう。
助けたことによって今度はあなたがいじめられてしまうかもしれません。
だから、助けなさいとは言いません。
ただ誰も見ていないところでいい、学校の外でいいから、いじめられている人に話しかけてあげてください。
『怖くて助けてあげられなくて、ごめんね。でも、いじめは良くないと思っている。よかったら、お話ししない?』
それだけでも少しは救われるのです。
ご家族との関係が良好ならご家族に相談して手助けしてもらうのもいいでしょう。
ヒーローになる必要はありません。ただいじめられている人が徹底的に追い込まれて最悪な結果にならないよう少しだけ手を差し伸べてあげてください。
そして、いじめ傍観者のご家族へ
ご家族から身近でいじめが起きていると聞いて、助けるように言う人もいれば、関わらないでおくように言う人もいるでしょう。
どちらもご家族を想ってのことでしょうからそれはどちらでも構いません。
ただ助けるように言った場合は、今度はご家族がいじめの標的になる可能性があります。そのことを肝に銘じフォローできるようにしておいてください。
自分達には関係ないと放っておくのだけはやめてください。いつご家族がいじめに巻き込まれるかわかりません。決して他人事ではありません。
いじめられている人の保護者の連絡先がわかるのであれば保護者にわからなければ学校に連絡してください。
連絡が二重になったっていいんです。余計なお世話なんかじゃありません。手遅れになってからでは遅いんです。どうか迅速な行動をお願い致します。