好きで無職になった訳じゃない!
皆さんは無職と聞いて、どんなイメージを抱きますか?
だらしない、情けない等悪い印象ではありませんか?
私も昔はそうでした…
たしかに世の中には自ら望んで働いていない人や大した努力をしていなかったり高望みして仕事に就けない人もいるでしょう。
しかし、突然仕事をリストラされることもあります。
病気になって思うように働けなくなることもあります。
今回は私の父と私の無職、再就職の経験とそれに対する私の考え方を書きます。
【父の無職】
私が中学生の時、私の父は会社をリストラされ無職になりました…
警備のアルバイトをしながら、必死で新しい職を探していました。
しかし、若くもなく、特に資格もない父の仕事探しはなかなかうまくいきませんでした…
平日の昼間に家にいることもありました。
【ギスギスする家の中】
私達は母方の祖母と暮らしており、元々仲の悪かった祖母と父はさらに仲が悪くなりました…
当時思春期真っ只中だった私も父の味方をすることなく、反抗していました。
家の中はギスギスし、私は家に帰りたくないと思うようになりました。
私が受験生になった時、母から絶対公立に行ってほしいと言われました。
私は確実に公立に行くために受ける高校のレベルを落としました。
それが納得できなくて、ますます父のことが嫌いになりました。
【父の再就職】
その後、父は契約社員として新しい仕事に就きました。
正社員ではなかったため、祖母は色々言っていました。
しかし、数年後見事正社員になりました!
【私の無職】
私は短大卒業後、正社員として働き始めましたが、仕事がうまくいかず、元々患っていた鬱病が悪化して休職しました。
その中でADHDが発覚しました。
最終的には退職し、無職になりました。
【あの時の父の気持ち】
そうなって初めてあの時の父の辛さがわかったような気がしました。
働けないことへの罪悪感、周囲からの冷たい視線や言葉に押しつぶされそうになりました…
あの時、父の味方になれなかったことを後悔しました…
【私の再就職と父への尊敬】
私は最初再び正社員として働こうと職を探していましたが、若くても最初の会社を1年未満で辞め、特に資格もない私の再就職も厳しいものでした…
再就職がこんなに大変で難しいものであることもこの時までわかっていませんでした…
あの時は父のことを嫌っていたけど、新しい仕事に就き、そこで正社員になれるよう努力して、見事正社員になった父を尊敬するようになりました!
その後、鬱病が悪化していたこともあり、私は考え方を変え、障がい者雇用で今の会社に入りました。
今はこの仕事に納得していませんが、あの時点ではベストな選択だったと思います。
【まとめ】
同じ経験をした人にしかわからない辛さがあります。
同じ経験をしていない人にわかってもらうことは難しいかもしれません。
しかし、わからないからといって、それを批判するような人にはなりたくないと思います!
この記事を読んでくださった方々もそう思ってもらえたら嬉しいです。